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【社会】

イラク日報 空自も発見 昨年、国会で存在否定

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 陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題に関連し、小野寺五典(いつのり)防衛相は六日午前の記者会見で、航空自衛隊でも、防衛省が存在しないとしていたイラク派遣部隊の日報が見つかったと明らかにした。小野寺氏は、陸海空自衛隊を対象に「ほかにないかどうか、再度徹底して調べる」と述べた。 

 小野寺氏によると、見つかったのは二〇〇三〜〇九年にイラクで活動した空自空輸部隊の日報で、三日分の三枚。中身は「非常に簡素な日報だった」という。

 五日に国会議員の資料要求を受けて探したところ、航空幕僚監部の運用支援・情報部で電子データが見つかった。小野寺氏は六日朝、丸茂吉成航空幕僚長から報告を受けたという。空自の日報がこれまで見つからなかった理由について、小野寺氏は「膨大な作業を行うことが必要だった」と説明した。

 防衛省は昨年七月から、陸自の南スーダン国連平和維持活動(PKO)日報の隠蔽問題を受け、陸海空自衛隊の日報などの文書管理を統合幕僚監部で一元化する作業を進めており、陸自の日報はこの過程で見つかった。しかし、空自の日報は統幕への集約からは漏れていたという。空自のイラク派遣は〇三年十二月、先遣隊への派遣命令が出され、〇四〜〇八年、陸自の支援などのため、クウェートを拠点にC130輸送機による空輸を実施した。

 イラク派遣部隊の日報を巡っては昨年二月、当時の稲田朋美防衛相が国会答弁で「ない」と答えていた。今月に入り、〇四〜〇六年の陸自の日報が、陸自研究本部(現・教育訓練研究本部)教訓課などで計一万四千ページ保管されていたことを二日、小野寺氏が発表。四日には国際活動教育隊でも、南スーダンやゴラン高原PKOなど六種類の日報が残っていたと明らかにした。

 

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