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【社会】

空自にも日報、空幕長が謝罪 「全部隊で文書探索」

航空自衛隊のイラク派遣部隊が作成した日報が見つかり、記者会見で厳しい表情を浮かべる丸茂吉成航空幕僚長=6日午後、防衛省で

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 昨年二月の国会で存在しないとしていた自衛隊イラク派遣部隊の日報が航空自衛隊でも見つかった問題で、丸茂吉成(まるもよしなり)航空幕僚長は六日午後の記者会見で「探索が不十分だった。深くおわびする」と謝罪し、「行政文書データの探索を全部隊で実施している」と述べた。他の日報は既に廃棄済みと説明した。

 日報は二〇〇四年三月六〜八日の三日分の三枚。航空支援集団司令官あてに、イラク復興支援派遣輸送隊司令名で送られた。隊員の健康や装備品の故障の有無などを記録する欄があり、会議の実施や親善行事への参加、取材対応なども記載されていた。空自は〇三年十二月にイラクへの先遣隊に派遣命令が出され、〇四〜〇八年、陸自の支援などのため、クウェートを拠点にC130輸送機による空輸を実施していた。

 空幕長によると、五日午後に国会議員事務所から資料要求があり、空幕運用支援課がパソコン内の「週間給油実績」というフォルダーにあった文書ファイル「イラク給油空輸実績」から見つけた。このファイルは約四百ページあり、通常は日報を保存するものではなかった。昨年二月に野党議員から資料要求を受け、当時の稲田朋美防衛相の指示で調べた際は、フォルダーの一部しか目を通していなかったという。

 保存期間は作成から翌年度末までとなっており、日報の保存フォルダーからは既に廃棄されていた。当時、紙で保管していた可能性もあるが、日報は廃棄記録を付けないため、廃棄された時期は不明という。

 

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