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【社会】

大分山崩れ 不明5人の捜索難航 土砂大量、二次災害の恐れ

山崩れ現場で行方不明者の捜索を続ける県警や消防隊員ら=12日午前、大分県中津市耶馬渓町で

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 大分県中津市耶馬渓(やばけい)町金吉(かなよし)で住宅が巻き込まれ一人が死亡した山崩れで、行方が分からなくなっている住民の女性五人の捜索は十一日から徹夜で続いた。自衛隊に加え、十二日朝には警察や消防なども再開。現場は大量の土砂と岩で埋まり、斜面上部の崩落など二次災害の恐れもあり、救助活動は難航している。

 捜索は五百四十人態勢で実施。住宅が埋まっているとみられる場所ではショベルカーを投入して土砂や巨岩の除去を進めた。十一日に会社員岩下義則さん(45)の遺体が見つかった付近は、シャベルを使った手作業で慎重に掘り起こしていた。

 崩落した斜面の上部には土砂や倒木が残っており、山裾の捜索現場では落石やさらなる崩落への警戒が続いた。

 山崩れは十一日午前三時五十分ごろ発生。幅約二百メートル、高さ約百メートルにわたって斜面が崩落し、住宅四棟が巻き込まれた。住民計六人が不明となり、十一日午後に岩下さんが土砂に埋もれた状態で見つかった。二十一〜九十歳の女性五人と連絡が取れていない。

 県は十二日、現場近くを流れる金吉川沿いで、土砂災害の起きる危険性がある急傾斜地を点検。県職員らが異常がないか目視で確認した。国土交通省は現地に専門家を派遣し、ヘリコプターによる上空からの調査も実施した。

 県は現場周辺を土砂災害特別警戒区域に指定していた。

 中津市は被災世帯を含む八世帯十九人への避難勧告を継続している。

 

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