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【社会】

市川市長選再選挙 政策どうする? 慶大生開発 アプリで直接候補者に聞こう

千葉県市川市長選の立候補予定者の陣営スタッフにアプリを説明する伊藤和真さん

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 「選挙や政治家のことが五分でわかる」を掲げ、慶応大の学生が選挙アプリを開発した。売りは候補者の政策を課題ごとに比較できるだけでなく、市民が直接、候補者に質問や提言できるところ。現在準備しているのは、十五日告示の千葉県市川市長選の再選挙。立候補予定者の政策などを取りまとめるため、選挙事務所に足を運ぶなどして情報収集した。(保母哲)

 開発したのは、慶大商学部二年の伊藤和真(かずま)さん(19)ら。伊藤さんは初めて選挙権を得た昨年十月の衆院選で「候補者のほしい情報がなかなか手に入らず、誰に投票していいかわからなかった」と感じていた。

 そんな時、千葉県在住の友人から、同十一月に市川市長選があることを聞かされ、同級生らを誘ってアプリ開発に着手。同選挙で初めて運用したが、当選者が決まらず再選挙となった。

 アプリでは、各立候補予定者の政策や経歴を紹介。待機児童対策や予算の見直し、まちの活性化方法などをまとめており、それぞれの主張を比較しやすいようにした。これまでの集会など候補者の動画も見ることができる。

 アプリ内の「意見箱」では候補者に質問でき、候補者もコメントを書き込むことができる。「市川市の最も変えなくてはいけないところは」「財政に関してどういった箇所に無駄を感じていますか」などの質問が書き込まれている。

 アプリ内での「いいね」のクリック数の多さなどにより、政治家への賛同・信頼度を評価する仕組みを近く導入することにしている。来年春には統一地方選、夏には参院選が行われるため、伊藤さんらは「それまでに本格的な仕組みを構築したい」と話している。

 アプリは「PoliPoli(ポリポリ)」で検索すれば入手できる。名前は政治を意味する英語のポリティックスにちなんだ。

◆15日告示 22日投開票

 昨年十一月の市川市長選では、無所属新人五人が立候補したが、いずれも公職選挙法で定められた当選に必要な得票(有効投票総数の四分の一)に達せず、当選者が決まらなかった。法定得票に達しなかった首長選の再選挙は、市川市で六例目。

 前回の選挙直後から、五人とも再選挙への出馬の意向を示していたが、二人が今月初旬に出馬を取りやめ、三つどもえとなる見通し。投開票は二十二日。

 これまでに立候補を表明しているのはいずれも無所属新人で、元衆院議員の村越祐民さん(44)、元千葉県議の坂下茂樹さん(43)、元衆院議員の田中甲さん(61)の三人。

 前回の市長選を巡っては、開票作業に不自然な点があったとして、市選挙管理委員会に市民二人から異議申し出があり、市選管は全票の再点検などを実施した上で、異議を棄却した。

 

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