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【社会】

東北6県 外国人宿泊客100万人超 17年、震災前から倍増

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 東北六県のホテルや旅館に泊まった外国人の延べ人数が、二〇一七年に初めて百万人を超えた。全国的な訪日客増にも後押しされ、東日本大震災前の水準から倍増。政府は二〇年までに百五十万人に増やす目標を掲げており、海外向けのPRや風評被害払拭(ふっしょく)に取り組む方針だ。

 観光庁の調査によると、一七年の外国人延べ宿泊者数は百二万人で、一六年を40%も上回った。調査方法がやや異なるが、震災前の一〇年は五十一万人止まりだった。

 政府は震災五年の一六年を「東北観光復興元年」と位置付け、取り組みを強化してきた。客足が好調な背景には、雪が珍しい東南アジアなどから雪景色を目当てに来る人や、東北各地まで足を延ばすリピーターが増えたことが影響したとみられる。また震災時に海外から支援した被災地を、実際に見に来る外国人も少なくないという。

 県別に見ると、六県で最多は、北海道新幹線開業でアクセスが向上した青森の二十六万人。宮城二十四万人、岩手十九万人、山形十二万人と続き、東京電力福島第一原発事故が起きた福島は十一万人。福島は震災前の一〇年を初めて上回った。秋田は十万人。

 従業員十人以上の宿泊施設だけを対象とした調査によると、国・地域別では、台湾からが三十八万人で最多だった。次いで中国からが十六万人、韓国は八万人、米国と香港が各六万人。韓国や香港は震災前の水準を下回っており、政府は原発事故の風評被害払拭に向け、海外への情報発信強化に努める。

 

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