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【社会】

知事お膝元 練馬区議補選で敗北 党勢の回復見えず

 十五日投開票の東京都練馬区議補選では、小池百合子知事が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」の公認候補二人がともに落選した。小池氏のお膝元での敗戦。昨年十月の衆院選で小池氏が立ち上げた国政政党「希望の党」の惨敗以降、都民ファは都内で党勢を拡大できない状況だ。(渡辺聖子、川田篤志)

 「都の予算案を審議した三月の都議会でも、都民ファの成果は見えなかった。存在感がない」

 都民ファから区議補選に出馬した元職の高松智之さん(43)は、次点に終わった選挙戦をこう振り返った。自民の練馬区議だったが、昨年の衆院選に希望の党から出馬して落選。今回、区議への返り咲きを狙ったが、かなわなかった。

 練馬区は小池氏にとって、衆院議員当時の選挙区と一部が重なる「地盤」だ。ところが、都民ファのある都議は、小池氏への評価は地元でも二分されていると指摘。風が吹くことはなく、「やりにくい選挙だった」と漏らした。

 小池氏は選挙中、応援演説に入らなかった。都民ファ幹部は、もともと区市町村議選に入る予定はないと説明するが、高松さんは「応援に入ってゼロ勝二敗では評価が下がると心配したのでは」と推測する。

 昨年七月の都議選で最大会派に躍進した都民ファは、都内の地方選で議席を確保し、来春の統一選に向けて党勢を拡大させる絵を描いていた。だが、昨年十一月の葛飾区議選で公認候補五人のうち四人が落選。出ばなをくじかれ、今回も展望は開けなかった。

 都民ファの増子博樹幹事長は、期待感があった都議選時とは「置かれた立場が違う。議席が確保できず大変残念だが、実績を重ねるしかない」と語った。小池氏は十六日、都庁への出入り時に補選の結果について報道陣から二回質問されたが返答はなかった。

 区議補選は、被選挙数五に十人が立候補。自民二人、立憲民主一人、共産一人、諸派一人が当選した。

 

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