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【社会】

「加計」調査 文科省に官邸訪問メール 愛媛側の予定共有か

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画を巡り、愛媛県や同県今治市の職員らが二〇一五年四月二日に首相官邸を訪問予定であることを示すメールが文部科学省の内部調査で見つかっていたことが、政府関係者への取材で分かった。訪問前に内閣府から文科省に送られたとみられ、文科省は二十日にも公表する。

 愛媛県が「備忘録」として作成した文書には、県職員らと官邸で面会した当時の柳瀬唯夫(ただお)首相秘書官が「首相案件」などと発言したと記載。柳瀬氏はこれらを否定しているが、メールの存在からは訪問予定が関係府省で共有されていたことがうかがわれ、文書の信ぴょう性を高める形。野党側は柳瀬氏の証人喚問要求を一層強める構えだ。

 県や今治市の職員らは計画が具体化する前の一五年四月二日に官邸などを訪問。県の文書によると、柳瀬氏が「本件は首相案件」などと発言し、当時の藤原豊・内閣府地方創生推進室次長が「要請の内容は総理官邸から聞いている」「かなりチャンスがあると思っていただいてよい」と話した。藤原氏も発言について「記憶にない」としている。

 文書の存在が報じられたことを受け、関係府省が調査を開始。ほぼ同じ内容のものが農林水産省で見つかったが、文科省では確認できなかった。一方、メールの存在も別に報じられ、文科省は追加の確認作業を進めていた。

 

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