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【社会】

築地再開発「豊洲と両立」 都有識者会議 骨子案

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 築地市場(東京都中央区)の跡地活用策を検討する都の有識者会議は十九日、豊洲市場(江東区)に整備する観光拠点の千客万来施設とすみ分けるため、「両立や相乗効果を図る」などと記した提言の骨子案を公表した。築地跡地に似た施設ができることを懸念する千客万来施設の事業者は、撤退を含めて検討しており、「両立」を明文化することで事業者に配慮した形だ。 (川田篤志)

 骨子案では、中核施設として「東京の将来を担う機能を段階的に導入」と記したが、何を造るのかには踏み込まなかった。小池百合子知事は昨年六月、築地跡地に市場機能を残して「食のテーマパーク」とする構想を打ち出し、事業者が反発していた。

 事務局の都が作成した骨子案は、二十三ヘクタールの跡地を四つのエリアに分けて開発する内容。中核施設エリアのほかに、浜離宮恩賜庭園沿いを緑豊かな空間に、隅田川沿いを質の高いオープンスペースに、場外市場沿いを交通広場や防災機能に−とした。

 まちづくりの目標は「世界一の環境都市東京の実現に寄与」「東京の魅力を内外に発信できる持続可能な拠点」などを掲げた。漠然とした内容に、委員から「何でもありの再開発になる」「世界一の環境都市は曖昧すぎる。これまでの議論が反映されていない」と厳しい指摘が相次いだ。

 有識者会議は五月に提言をまとめる。都は民間事業者と連携して再開発したい考えで、来年三月までにより詳細な方針をつくる。

 

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