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【社会】

さよならロックな名酒場 愛され40年 客層高齢化 「自由が丘ロフト」

4月末に閉店するバー「自由が丘ロフト」で客と語らう店長の佐藤弘さん(右)=17日、東京都目黒区で

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 ライブハウスの草分け「ロフト」の姉妹店として始まり、東京・自由が丘で四十年近くにわたりロックファンに親しまれてきたバー「自由が丘ロフト」が四月末で閉店する。ロックを大音響で流し、時折開くライブ演奏も好評で若者を中心ににぎわった名酒場は、近年は客層の高齢化などで客足が落ちていた。二十九、三十日に閉店イベントを開催する。

 店長の佐藤弘さん(62)は十八歳で岩手県一関市から上京し、一九七五年ごろから音楽関係の仕事を始めた。坂本龍一さんや南佳孝さん、桑名正博さんらの演奏を間近で聴き、ライブハウス「下北沢ロフト」(東京都世田谷区)を経て、七九年に開店した自由が丘ロフトの店長になった。

 店は東急自由が丘駅からほど近いビルの三階。店内は映画「スター・ウォーズ」のキャラクターをはじめとするプラモデルや人形などが所狭しと並べられ、昭和の雰囲気があふれる。流れる音楽は七〇〜八〇年代のロックが中心。佐藤さんの人柄を慕って常連客がカウンターに集い、グラスを片手に音楽や映画、ミステリー小説をネタに深夜まで話が弾んだ。開店当時からの常連客は「この店でたくさんの仲間ができた。これからどこで集まったらいいのか」と嘆く。

 佐藤さんは「体力が続く限り営業するつもりでいたが、残念だ」と語る。閉店イベントでは、懐かしのロックを聴きながら思い出を語り合う予定だ。

 

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