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【社会】

イラク日報 新たに34日分 21海外派遣4万件も確認

 小野寺五典防衛相は二十三日、派遣中の海上自衛隊艦艇などを除く防衛省・自衛隊の全ての部隊、機関の日報などを集約した結果、一九九二年のカンボジア国連平和維持活動(PKO)以降の計二十一の海外派遣活動に関する文書延べ約四万三千件を確認したと明らかにした。陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報も公表済みの四百三十五日分とは別に、三十四日分が新たに見つかった。防衛省はイラク・ルメイサ市で陸自車両の一部が壊され、緊迫した際の詳細をまとめた日報の関連文書も公表した。

 日報隠蔽(いんぺい)問題を踏まえ、防衛省が海外派遣文書を集約、再捜索していた。約四万三千件は陸自のカンボジアや南スーダンのPKOなど、イラク派遣を含めた海外活動の日報や週報で一部重複している。国会や情報公開請求に「不存在」と回答していたものがないかなど詳細を確認する。

 小野寺氏によると、イラク日報は計七十二日分が見つかり、未公表のものは三十四日分だった。うちイラク復興支援に当たった本隊の復興支援群が三日分(二〇〇五年七月二十九〜三十一日)、残る三十一日分は〇六年の撤収作業に当たった部隊の日報で、陸自研究本部(現教育訓練研究本部)で見つかった。

 研究本部は昨年三月から日報を約一年にわたり隠蔽していたが、今回発見した分は今月七日の小野寺氏の再捜索指示を踏まえ、初めて見つけたと説明。一方で復興支援群の三日分は、昨年三月に日報が発見された外付けハードディスクにあったとしている。

 防衛省が公表した文書によると、陸自宿営地のサマワ近郊にあるルメイサ市で〇五年十二月、陸自隊員が群衆と対峙(たいじ)した際、遠巻きに見ていた二、三人が武器を携行していたのを確認したとする記述があった。他にも六件の日報関連文書があった。

 

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