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【社会】

辺野古抗議で強制排除 着工1年 県警、前名護市長も

米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込み、普天間飛行場の移設工事に抗議する人たち=25日午前、沖縄県名護市辺野古で

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 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設先、名護市辺野古(へのこ)沿岸部で政府が護岸埋め立て工事に着手して、二十五日で一年となった。移設に反対する市民ら約六百人は、隣接する米軍キャンプ・シュワブのゲート前や工事現場周辺の海上で抗議活動を展開した。ゲート前では市民ら四百人以上が工事車両の進入阻止のために集結。県警機動隊などは強制排除を実施した。

 緊迫する中、参加者らは「米軍は沖縄から出ていけ」「土砂投入するな!」などと書かれたプラカードを掲げて抗議。同県今帰仁(なきじん)村の上間(うえま)トシ子さん(70)は「こんなに反対しているのに政府はなぜ沖縄に基地を押しつけるのか。新基地は造らせない」と憤った。

 座り込んだ東京都江戸川区の無職田巻誠さん(67)は「沖縄は米軍基地の犠牲になっている。本土の人間として絶対許せない」と強調した。

 抗議していた稲嶺進(いなみねすすむ)前名護市長らも強制排除された。その後、工事車両が続々とキャンプ・シュワブ内に入っていった。

 沿岸部の海上ではカヌー数十艇で抗議活動。黄色や緑などのカヌーの一団は海上に広がってプラカードを掲げ、監視する海上保安庁などの船とにらみ合いを続けた。

 共同通信は二十四日にヘリコプターで上空から取材した。政府が七月に土砂投入を予定する工区を囲うように護岸が沖合へ延伸。埋め立て本格化に向け、着々と工事が進んでいる様子が確認された。

 

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