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【社会】

脱走受刑者「別荘の屋根裏に潜伏」 ネットカフェ利用も

 愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から受刑者の平尾龍磨(たつま)容疑者(27)が脱走し、広島市で逮捕された事件で、平尾容疑者が、広島県尾道市の向島にある無人の別荘の屋根裏に潜伏したという趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かった。

 平尾容疑者は四月二十四日夜、雨が降る中を向島から本州側の対岸へ泳いで渡ったと説明。尾道市内でバイクを盗んで西へ逃走し、その後、電車で広島市方面へ向かったと話しているという。

 向島の別荘に「刑務官にいじめられた」との内容のメモがあったことも判明。愛媛県警は、平尾容疑者が書き残したとみている。同県警は一日、逃走容疑で送検した。供述の裏付けを進め、脱走の動機や潜伏状況、逃走ルートの解明を急ぐ。

 向島の漁協関係者によると、本州との間は二十四日深夜から二十五日未明にかけて潮の流れが緩やかになっていた。

 平尾容疑者は、向島北部にある複数の別荘や空き家を渡り歩き、冷蔵庫などに残された食料品を食べて潜伏したとみられる。普段は無人だが、地元の人らが別荘として使い、電気や水道が通っている家屋があるという。

 平尾容疑者が屋根裏に潜伏したと供述する別荘は、愛媛、広島両県警の捜索対象になっていたが、屋根裏まで点検しておらず、気付かなかったという。

 北部にある防犯カメラの二十四日夜の画像には、平尾容疑者に酷似した不審者が写っていた。

 平尾容疑者は四月三十日午前八時半ごろ、顔写真の貼られていない身分証明書を使って、広島市南区のインターネットカフェに入店。シャワーを浴びるなどして約三時間滞在した。精算して店を出た後、店員の通報を受けて捜索中の警察官に付近の路上で取り押さえられ、逃走容疑で逮捕された。

 

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