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【社会】

USJコースター緊急停止 乗客、最長2時間宙づり

停止したUSJのジェットコースターから救出される乗客=1日、大阪市此花区で

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 一日午後四時四十五分ごろ、大阪市此花区のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」で走行中のジェットコースター二両が緊急停止し、うち一両の乗客が高さ二十〜三十メートルで、宙づりの状態で最長約二時間取り残された。二両には計六十四人が乗車。USJが救出し、けが人はいなかった。大型連休の谷間でにぎわうUSJは一時、騒然となった。

 USJによると、終点直前のコースにあるモーターの制御部品が動作不良を起こし、安全装置が作動したため緊急停止したとみられる。USJは安全が確認されたとして午後七時すぎ、運行を再開した。

 緊急停止したのは「ザ・フライング・ダイナソー」で、映画「ジュラシック・パーク」をテーマに、恐竜に背中をつかまれるという設定で、うつぶせの宙づり状態で滑走する。一両の定員は三十二人で、二両とも満員だった。一両は上り坂の途中の高さ二十〜三十メートルで、もう一両は終点直前の高さ数メートルで停止した。高所だったため、救助活動に時間がかかったという。USJが停止した当時の状況を調べている。

 このコースターは二〇一六年三月に登場し、全長約千百二十メートル、落下高度は約三十七メートル。一両は、一列四席が縦に八つ連なる編成だ。昨年以降、安全確認のため複数回、緊急停止している。別のコースターでも一日午後、約十分間運行を見合わせるトラブルがあった。USJの広報担当者は「安全第一で運行しているためで、ご理解いただきたい」と話している。

 今回乗っていたという二十代の男性会社員は、停止時に音や衝撃を感じなかったとした上で「不安だった。このまま落ちてしまう可能性もあるかもと考えた」と取材に答えた。

◆停止、昨年も USJ「安全確認で」

 USJのジェットコースター「ザ・フライング・ダイナソー」では、開業以降、緊急停止が相次いでいる。担当者は「少しでも運行に危険性がある場合、安全確認のために止めている」と説明している。

 昨年八月二十日、降り場付近の立ち入り禁止区域に子どもが入り、発進直後に緊急停止。また、同年九月二十九日にもシステムの不具合を示す警報が鳴ったため、ゴールする直前に緊急停止した。いずれも乗客が身動きできない状況になったが、約三十分かけて一人ずつ降ろし、けが人はいなかった。

 また、二〇一六年十一月には乗客が持ち込みを禁止されている携帯電話をポケットから取り出したために停止させた。

 

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