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【社会】

ソフト片手に憲法談議を 江東のチーズ店 9条を暗唱でプレゼント

「ソフトクリームが憲法を考えるきっかけになれば」と話す今野徹さん=東京都江東区で

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 東京都江東区平野の国産チーズ専門店「チーズのこえ」が憲法記念日の三日、九条の全文を暗唱した人に、店の名物のソフトクリームをプレゼントする。オーナーの今野徹さん(42)は「憲法を考える機会を提供したい」と、フェイスブックで企画を広報している。 (松村裕子)

 今野さんは「自分たちが等しく生活できるのは基本的人権を定めた憲法があるから」と改憲には反対の立場だが、来店者に自分の考えを押しつけるつもりはない。「改憲を人ごとと考えず、『デモや集会に参加するのはちょっと』と言う人でも、年に一度ぐらいは、憲法について考えてみて」と話す。

 札幌市出身で、元北海道職員。農林水産省に出向後、退職し、二〇一五年に店を開いた。路上生活者へのチーズ提供や選挙の投票者への割引サービスなど、食を通じて社会問題に取り組んでおり、今回もその一環。

 初めて企画した昨年は十人以上が暗唱した。小学生と父親もおり、「きっとお父さんは条文の意味を子どもに説明したと思う」。今年もソフトクリーム片手に憲法談議が広がることを期待する。

 ソフトクリームは北海道産ミルクを原料に、保存料などは一切使っておらず、ネット上では「東京で一番おいしい」との評判も。普段は三百八十円。「社会参加する人づくりのための社会への還元」と割り切る。

 午前十一時〜午後七時。問い合わせは同店=電03(5875)8023=へ。

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