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【社会】

「潜伏キリシタン」世界遺産へ ユネスコに勧告 「奄美・沖縄」は延期

長崎市の「大浦天主堂」

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 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関は、江戸時代を中心としたキリスト教禁制の歴史を伝える「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本)を世界文化遺産に登録するよう勧告した。亜熱帯の森に多くの貴重な生物がすみ、政府が世界自然遺産に推薦した「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島(いりおもてじま)」(鹿児島、沖縄)については、推薦内容の抜本見直しを求める「登録延期」を勧告した。政府が四日未明に明らかにした。

 最終的な登録の可否は、勧告を踏まえ、ユネスコ世界遺産委員会が六月二十四日から七月四日に中東のバーレーンで開く会合で審査する。

 潜伏キリシタン遺産は勧告通りの登録がほぼ確実。政府は奄美・沖縄も登録が認められるよう、委員会構成国の理解を求めていく方針だ。

 日本からはこれまでに文化十七、自然四の計二十一件の世界遺産が登録されている。

<長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産> 江戸時代から明治初期の禁教下でひそかにキリスト教を信仰し、独特の宗教的伝統を育んだ信徒にまつわる史跡や集落で構成。長崎県に江戸末期(1864年)建設の国宝・大浦天主堂や島原の乱の舞台となった原城跡、集落・集落跡9カ所の計11資産が所在。熊本県には、貝殻の内側の模様を聖母マリアに見立てて祈ったことで知られる天草の崎津集落がある。

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