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【社会】

内閣府幹部、加計の車で今治など視察 創生相「問題か精査」

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部開設を巡り、梶山弘志地方創生担当相は十四日の衆院予算委員会で、藤原豊・内閣府地方創生推進室次長(当時)が二〇一五年、愛媛県今治市などに出張した際に学園の車を利用していたことを明らかにした。梶山氏は不適切だったとの認識を示し、「法令上に問題がないか精査中」と述べた。

 梶山氏は十五日の記者会見で「(藤原氏の)記憶を含めて確認作業をしている。仮に旅費法や国家公務員倫理規程に抵触するようなことがあった場合、国家公務員倫理審査会に相談を掛けなければならないので、これ以上はコメントを差し控えたい」と答えた。

 十四日の衆院予算委の梶山氏の答弁によると、問題の視察があったのは一五年八月五、六両日。藤原氏は学園本部のある岡山市や獣医学部建設予定地の今治市などに出張し、移動手段の一部として学園の車を利用したという。

 愛媛県作成の文書によると、学園や県と市の担当者は同年四月二日、首相官邸に柳瀬唯夫首相秘書官(当時)を訪ねる直前、藤原氏とも面会し、「要請の内容は総理官邸から聞いている」「かなりチャンスがある」と告げられたとされる。

 県と市は同年六月、国家戦略特区での獣医学部新設を申請した。

 予算委で質問に立った中野洋昌氏(公明党)が「学園から便宜供与を受けたのであればとんでもないこと」とただすと、梶山氏は「(旅費法や国家公務員倫理規程など)法令上の問題がないとしても、民間業者との関係が公務への疑いを招く結果とならないよう慎重に対応することが必要だ」と指摘していた。

 また、川内博史氏(立憲民主党)は「他に飲食の提供や物品の贈答などがなかったか調査すべきだ」と追及。梶山氏は「調べさせていただく」と答えた。 (池田悌一、小椋由紀子)

 

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