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【社会】

加計問題「1校限定 断定せず」 京都に「難しい」伝達認める

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部開設を巡り、山本幸三地方創生担当相(当時)が二〇一六年十月、学園と同様に学部新設を求めていた京都府側に、二校は「難しい」と伝えたとされることについて、山本氏の事務所は十五日、本紙の取材に書面で「獣医学部の新設は難しい話だという趣旨のことを申し上げたが、『一校に限る』などと断定的なことを申し上げたことはない」と回答した。 (池田悌一、小林由比)

 学部開設を巡っては、学園や愛媛県、同県今治市の担当者が一五年四月二日、首相官邸で柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会。県文書によると、柳瀬氏から「本件は首相案件」として国家戦略特区の活用を勧められたとされる。県と今治市は同年六月に特区申請し、京都府と京都産業大はその後の一六年三月に特区申請した。

 十四日の参院予算委員会で田村智子氏(共産)は、内閣府の文書を独自に入手したとし、山本氏が一六年十月二十四日、陳情に訪れた京都府副知事に「経過もあり、一校しか認められない。難しい状況なので、理解してほしい」と述べたと指摘。陳情に同席した西田昌司参院議員(自民、京都選挙区)は本紙に「二校認めてくれないかと話したら『難しい』と言われた」と証言した。

 山本事務所は回答で「獣医学部の新設はそれまでの経過もあり大変困難な岩盤規制改革で、難しい話だという趣旨のことを申し上げた。同趣旨のことは一六年九月、加計学園にも申し上げている」とした。

 国は一七年一月、「一校に限り」獣医学部新設を認めると告示し、唯一応募した加計学園が事業者に決まった。

 

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