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【社会】

築地跡地通る環状2号暫定道 前倒し11月開通へ

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 十月十一日に開場する豊洲市場(東京都江東区)と都心を結ぶ環状2号について、都が十一月十日前後の暫定開通に向けて最終調整していることが、関係者への取材で分かった。当初は開場から二カ月後の十二月開通を想定していたが、市場関係者から周辺の渋滞緩和や物流円滑化のため早期開通を求められていた。

 環2の未開通区間は新橋−豊洲間の三・四キロ。豊洲市場の流通経路としてだけでなく、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの輸送路としても活用する。だが、小池百合子知事が移転を約二年延期したことにより、築地市場(中央区)の跡地を通る部分は工事が遅れることになった。

 このため、築地跡地では移転後にまず、地上で片側一車線の暫定道路を開通させ、東京大会後に片側二車線の地下道路を完成させる。築地跡地から豊洲まではほぼ完成している。

 都によると、築地跡地を通る暫定道路の早期開通には、十月六日の築地の営業終了前から工事を始める必要がある。都は四月下旬、市場の業界団体や地元の中央区に九月から工事を始める案を打診。業界団体側も早期開通を求めており、理解が得られれば最終決定するという。

 業界の一部には、暫定道路の上り線だけでも豊洲市場の開場と同時に開通するよう求める意見もある。ある市場関係者は取材に「環2が使えないと渋滞が起き、市場の物流機能が果たせない」と話す。

 都の担当者は「上り線だけ先行開通させると、周辺で事故や混乱が起きるのではと地域住民に反対の声がある。地元の意見も聞きながら先行開通案も検討したい」としている。(川田篤志)

 

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