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【社会】

狛江市長が一転辞意 セクハラ抗議文「重く受け止め」

 複数の女性職員にセクハラ行為をしたとされる問題で、東京都狛江市の高橋都彦(くにひこ)市長(66)は二十二日午後、辞職する意向を示した。二十三日に記者会見で正式に表明する。

 高橋市長は、市の再調査でセクハラが確認されたとして、水野穣(みのる)副市長ら市幹部から辞職を迫られていたが、二十二日午前まではセクハラを否定。進退も白紙としていた。被害者を「思い込みの強い人」と発言もしていた。

 被害を訴えていた女性職員四人が二十二日夕、実名の抗議文を市に提出。高橋市長はその直後、「実名が入った文書を重く受け止めた。その方々に謝罪し、辞任する方向で考えたい」と判断を一転させた。市長は二十二日午後八時すぎ、自宅前で本紙の取材に応じ「全部を認めるわけにはいかないが、彼女たちが勇気を出して名乗り出てくれた以上、その気持ちをくみたい」と述べた。

 この問題は、職員のセクハラ被害の相談内容を記録した文書を共産党市議が情報公開請求で入手して発覚。文書は加害者の部分が黒塗りだったため、三月の市議会で「加害者は市長ではないか」と追及された。高橋市長は「心当たりがない」と一貫して認めてこなかったが、今月二十一日に市が「市長のセクハラはあった」と発表したことで、市役所内で事実上孤立した状態だった。

 来月の市議会初日の四日付で退任する見通し。 (鈴木貴彦、服部展和)

 

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