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【社会】

日大選手 記者会見での一問一答 競技続ける権利ない 償いとして真実話す

 −今回の行為に対する監督、コーチからの指示は。

 「コーチから伝えられたのは『つぶせ』という言葉。『秋の関学大との試合のときにQBがけがをしていたら得だろう』という言葉もあり、けがをさせる意味で言っていると思った」

 −違反行為をしない選択肢はあったか。

 「追い詰められていたので、やらない選択肢はなかった。ずっと練習に出られない状況になりたくなかった」

 −直後から悔悟の念がよぎる行動をなぜしたのか。

 「監督、コーチの指示を判断できなかった自分の弱さだと思う。一週間通して監督、コーチ陣からのプレッシャーがあったにしろ、プレーに及ぶ前に自分で正常な判断をするべきだった」

 −監督は怖い存在か。

 「はい」

 −日ごろから監督の指示を否定できなかったか。

 「監督と直接話す機会はない。意見を言える関係ではなかった。理不尽なこともあったかもしれないが、練習もすべて含めて去年の結果が出た。理不尽もありながらも練習していた」

 −アメフットの存在は。

 「高校から始めた。とても楽しいスポーツだなあと思い熱中した。大学に入って厳しい環境で徐々にあまり好きでなくなった」

 −今後はどう過ごすか。

 「アメフットを続けていく権利はないと思っている。これからやるつもりもない」

 −記者会見したのは。

 「監督、コーチの指示があったとはいえ、僕がやってしまったことは変わらない。とても反省している。償いの一歩として、真実を話さないといけないと」

 −今回、学んだことは。

 「少し考えれば、自分がやったことは間違っていると判断できた。自分の意思を強く持つことが重要。自分の意思に反することは、フットボールにかかわらず、すべてにおいてするべきでない」

◆鈴木長官「善悪判断できる選手育成を」

 日大の宮川選手の記者会見を受け、スポーツ庁の鈴木大地長官が二十二日、同庁で取材に応じ、「(監督、コーチによる悪質なタックルの指示が)もし本当であれば、とてもあってはならないことだ」と述べた。

 その上で「どんな状況でも自分で善悪の判断ができる選手を育成しなければならない。指導者も人間の生き方とかスポーツのあり方とか、そういうものも含めて教えられるよう養成していかないといけない」と強調した。

 自ら会見した宮川選手について「勇気を出して会見されたと思う」と気遣う一方、「本来なら選手が所属する団体なり組織といったしかるべきところが声を出していくべきだ」と指摘した。

 

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