東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

「反則 監督らの指示」 アメフット日大選手、謝罪

写真

 アメリカンフットボールの定期戦での悪質な反則行為で関西学院大の選手を負傷させた日本大三年の宮川泰介選手(20)が二十二日、東京都内の日本記者クラブで会見し、危険なタックルについて内田正人前監督(十九日付で辞任届受理)と井上奨(つとむ)コーチの指示があったと説明した。宮川選手は「償いの一歩として、真実を話さなければならない」と述べた。 (木原育子)

 宮川選手は会見冒頭で、関学大の選手や関係者に謝罪。経緯について、内田前監督から「やる気が足りない」と指摘され、実戦練習から外されていた今月五日、井上コーチから「相手のクオーターバック(QB)を一プレー目でつぶせば(試合に)出してやると(監督から)言われた」と伝えられたことを明かした。

 試合当日の六日、井上コーチの指示に従い「相手のQBをつぶしにいくんで使ってください」と内田前監督に伝え、「やらなきゃ意味ないよ」と言われたと説明。「つぶせ」との指示について、「ケガをさせろという意味でしか捉えられなかった」と振り返った。

 騒動が大きくなり、父親が「個人的にでも相手の選手、家族に謝りに行きたい」と監督、コーチに申し入れたが、「今はやめてほしい」と言われたことも説明。危険なプレーについて、監督、コーチの指示だったと公表するよう求めたが、拒まれたとも明かした。

 会見を受け、日大広報部はコメントを発表し、コーチから「QBをつぶせ」という指示があったことは認めた。ただ、ゲーム前によく使う言葉で「最初のプレーから思い切って当たれ」という意味との見解を示した。

 十五日に関学大側に提出した回答書では、「指導者による指導と、選手の受け取り方に乖離(かいり)が起きていた」と説明し、監督による指示を明確に否定していた。内田前監督は十九日、「全て私の責任」と辞任を表明したが、指示の有無については明らかにしなかった。大阪府警に提出された被害届は二十二日に警視庁調布署に移送されたことが分かった。警視庁が傷害容疑を視野に捜査する。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報