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【社会】

日大アメフット 内田前監督・QBつぶせ発言「私の指示ではない」 井上コーチ・「相手けがなら得」発言を否定

悪質タックル問題で記者会見する日大アメリカンフットボール部の井上コーチ(左)と内田前監督=23日午後8時52分、東京都千代田区で(嶋邦夫撮影)

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 アメリカンフットボールの定期戦で悪質な反則行為があった問題で、日本大の内田正人前監督(62)と井上奨(つとむ)コーチ(30)が二十三日夜、東京都内で会見を開いた。関西学院大の選手に対する危険なタックルについて、内田前監督は「指示していない」と否定。井上コーチは「相手のクオーターバック(QB)をつぶせ」と指示したことは認めたが、「ケガさせることを目的とした指示ではなかった」と主張した。(木原育子)

 内田前監督は大学の常務理事職を一時停止して謹慎する意向を示し、井上コーチは辞任を表明した。

 日大三年の宮川泰介選手(20)は二十二日の会見で、井上コーチから「相手のQBを一プレー目でつぶせば(試合に)出してやると(前監督から)言われた」と伝えられたと証言した。

 内田前監督はこの証言について「私の指示ではない。まさかああいうことになるとは予測できなかった」と説明。一方で「フィールドで起こったことは、私の責任だと思っています。申し訳ございません」と謝罪した。

 宮川選手は、井上コーチから「相手のQBがケガをして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう」と言われたため、「つぶせ」を「ケガをさせろ」という意味で捉えたと説明していた。井上コーチはこの発言を否定する一方、「ケガという言葉を使ったかどうか覚えていない」とした。

 井上コーチは内田前監督が「つぶせ」と指示したことを否定した。その上で自ら指示したことについて、「彼を思いっきり(プレー)させるために、過激な表現になった。(危険なタックルは)想定していなかった。僕の思いとは違う」と述べた。

 日大は関学大の抗議を受け十五日に「指導者による指導と選手の受け取り方に乖離(かいり)が起きていた」とする回答書を提出。関学は説明が不十分として二十四日までに、回答書を再提出するよう求めている。

 

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