東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

セクハラ問題 狛江市長が辞職表明

写真

 複数の女性職員へのセクハラ行為が確認されたとして、副市長から進退の判断を迫られていた東京都狛江市の高橋都彦(くにひこ)市長(66)は、二十三日の記者会見で正式に辞職を表明した。しかし、会見ではセクハラ行為を明確に認めず、被害者の女性職員の怒りは消えていない。市によると、女性たちは市長から提案された個別の謝罪を受けることを拒否し、「声を上げられない女性職員もいる。公の場で謝罪してほしい」と訴えている。

 市長は記者会見で、辞職の理由を「市政をこれ以上混乱させないため、責任を取る」と説明。自らのセクハラ行為の有無について繰り返し問われると、「相手がセクハラと受けとめたのであれば、総体としてセクハラと認める」と述べたものの「今でもセクハラをしたという認識はない」「私のやったことが、セクハラのレベルにあるとは思っていない」と語るなど、従来の主張を変えなかった。

 四人の女性職員が実名で提出した市長あての抗議文についても、「重く受けとめ、申し訳なく思う」としながら、そこに記載されていた「市長の公用携帯電話から、仕事と関係のない不愉快なメールを送られた」など五項目の被害の内容には「記憶にないものもある」と反論した。

 会見で市長が「女性たちに謝罪したい」との意向を示したのを受け、高橋良典・市企画財政部長が女性たちに打診したところ、「自分たちが個別に謝罪を受けるのではなく、公の場で謝罪してほしい」と断ってきたという。市長は今後、改めて謝罪する予定はないとしている。 (鈴木貴彦、栗原淳)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報