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【社会】

昭恵氏写真 提示記録なし 森友交渉文書 財務省「再調査する」

 学校法人「森友学園」との国有地取引を巡る決裁文書改ざんで、財務省が二十三日に公表した学園側との交渉記録と「本省相談メモ」には、学園側が同省近畿財務局職員に安倍晋三首相の妻昭恵氏と一緒に写る写真を示した日の記録が含まれていなかった。野党は「重要な記録が抜け落ちているのではないか」と批判を強めている。財務省は「今回の調査では見つからなかった。再調査する」としている。

 問題となっているのは、二〇一四年四月二十八日の学園側と財務局側との打ち合わせ。学園側は、三日前に学園が運営する塚本幼稚園を訪れた昭恵氏の名前を挙げ、購入を前提とした国有地の借り受けなどを要請した。

 既に公表されている改ざん前の決裁文書によると、学園側は、理事長だった籠池(かごいけ)泰典被告、妻諄子(じゅんこ)被告と昭恵氏が小学校予定地で並んで写る写真を見せながら「総理夫人を現地に案内し、夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください』とのお言葉をいただいた」と説明。財務局はその後、本省と相談し、学園の要望に応じることを決めている。

 財務局が一四年六月三十日付で作成した改ざん前の決裁文書にも「H26・4・28〜H26・5・23 本省相談メモ、法律相談結果等参照」と記載されていた。しかし、二十三日に公表された本省相談メモは、一四年五月八日から二十三日の間の四日分だけで、四月二十八日分は交渉記録も本省相談メモもなかった。 (山田雄之)

 

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