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【社会】

日航機から部品落下 エンジン一部破損 医院直撃

日航機の機体から落下した部品で割れた医院の窓ガラス=24日午後7時31分、熊本県益城町で

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 二十四日午後三時五十五分ごろ、熊本発羽田行きの日航632便ボーイング767が、左エンジンにトラブルが発生したため、熊本空港に引き返し、緊急着陸した。この際、ばらばらに壊れた複数の小さな部品が地上に落下。熊本県益城(ましき)町の医院を直撃し、窓ガラスが割れるなどした。人への被害は確認されていない。

 国土交通省は、事故につながりかねない重大インシデントと認定。運輸安全委員会は二十五日、航空事故調査官三人を現地に派遣する。

 熊本県警によると、部品は益城町の医院から数十メートルの範囲内で少なくとも十個確認された。大きさはいずれも五センチ程度で、医院敷地に止めてあった車一台のフロントガラスにひびが入ったほか、近くにある車の整備工場の敷地内でも見つかった。

 国交省によると、632便は離陸後、左エンジンに異常な振動が発生。引き返した機体を点検したところ、エンジン内のタービンのブレード(羽根)が破損していたほか、エンジンを覆うケースに長さ約九センチの細長い穴が開いていた。部品の破片が貫通し、飛び出した可能性がある。地上で見つかった複数の金属片のうち、一部はこの機体のものと確認された。

 機内の右側後方、窓側の席に座っていた岩手県遠野市の農業男性(68)は「左の翼の方から『ガラガラ』と金属を巻き込むような音が聞こえ、振動が伝わってきた。着陸まで異音は続き、不安だった」と話した。

 日航によると、乗客二百九人、乗員八人にもけがはなかった。

 

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