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【社会】

日大学長、アメフット問題で謝罪 一連の騒動「本学に責任」

記者会見の冒頭で謝罪する日大の大塚吉兵衛学長=25日午後、東京都千代田区で

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 日本大アメリカンフットボール部員が悪質なタックルで関西学院大の選手を負傷させた問題で、日大の大塚吉兵衛学長が二十五日、東京都内で記者会見し、一連の騒動を「本学に責任がある」と大学として初めて謝罪した。反則行為が内田正人前監督らの指示だったかについては、大学が設置する外部識者の第三者委員会の調査が始まることを理由に「コメントを控えたい」と言及を避けた。 (加藤健太、木原育子)

 二十四日夜にアメフット部の父母会が会見し、説明の場が必要と感じたといい、今までの対応について「(日大と関学の)部と部の文書のやりとりにまかせてしまった。結果的に遅くなった」と認めた。

 反則をした宮川泰介選手が単独で会見したことには「あの場に一人で放り込んでしまったと責任を感じている」と述べた。アメフット部の今後については、「部活動の永久停止は考えていない。早い時期に再開したい」と述べる一方で、今秋のリーグ戦の出場自粛を検討していると明かした。

 反則問題で、大学には苦情電話が相次ぎ、就職活動の面接で問題の感想を求められるなど一般の学生にも影響が出ているという。二十三日の内田前監督らの会見では、質疑を打ち切ろうとした広報担当の男性と報道陣が口論になり、今回は別の男性が司会をした。

     ◇

 日大が「このような事態になってしまったこと、心よりおわび申し上げる」と謝罪するメールを在学している学生に送信したことが分かった。

 学生によると、メールは学部長名で「本学に関するさまざまな報道を見聞きし、皆さんは心を傷めていると思う。教員は、皆さん一人ひとりと真摯(しんし)に向き合い、持っている本来の能力を発揮できるよう授業を行う」と書かれていた。

◆関学大選手への危害予告メール 大阪府警が捜査

 大阪府警が、負傷した関西学院大の選手に対し「危害を加えるとの予告があった」として、選手側に注意を呼び掛けていたことが二十五日、捜査関係者への取材で分かった。府警は自宅周辺の警備を強化し脅迫の疑いも視野に捜査を始めた。

 父親で大阪市議の奥野康俊さんも同日、警察から連絡があったことを自身のフェイスブックで明らかにした。

 捜査関係者によると、予告メールを受け取った公的機関が兵庫県警に通報。奥野さんの自宅を管轄する府警が本人に連絡した。

◆部員、反則選手守る声明文発表へ

 日本大のアメフット部員が、謝罪会見を行った宮川泰介選手を守るための声明文を出す意向であることが二十五日、関係者の話で分かった。内田正人前監督らの指示に従って反則をしたとする宮川選手と、指示を否定した首脳陣との主張に食い違いがあるため。

 日大アメフット部の父母会は四年生の選手代表からの支援要請を受けて二十四日に東京都内で緊急会合を開き、選手の声明文作成などで一致団結して活動していくことを決めた。声明文を出す時期は未定という。

 

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