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【社会】

加計問題 首相15年面会「報告あった」 今治市長、県文書裏付け

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部開設を巡る問題で、愛媛県今治市の菅(かん)良二市長は二十五日、学園の加計孝太郎理事長が二〇一五年二月二十五日に安倍晋三首相と面会し、同市で国際水準の獣医学教育を目指すと説明したという県の新文書の記載内容に関し「理事長と首相が会ったという報告は受けたと思う」と述べた。市内で記者団に語った。首相と学園はこの面会自体を否定しているが、市長の発言は新文書の内容の一部を裏付けた形だ。

 県が二十一日に国会に提出した新文書には、面会で首相が加計氏の説明に対し「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」とコメントしたことが記されていた。市長は面会について学園関係者からの情報とした上で「おそらく事務方が私どもの担当に話したと思う。私自身も聞いたと思う」と語った。内容については「しっかり覚えていない。印象は深くない。心が浮き立つような思いは、振り返ってもない」と述べた。

 首相が「いいね」と話したことに関し、いったんは報告に含まれたと認めたが、さらに確認を求められると「記憶にない」と否定した。

 学園側は面会について一五年三月三日の打ち合わせ会で県に報告。新文書には、学園が同四日、今治市長にほぼ同内容の説明をしたとの記載があった。市長は「(自身が)その日(四日)に学園関係者と会ったかどうか確認できていない。三月は行事がいっぱいあり、定かでなく、確認する」と語った。

 市長は「官邸でも出入りの記録もないようなので(面会について)にわかに信じ難い。理事長や首相から直接聞いたわけではない」とも述べた。

 これに先立ち、愛媛県の中村時広知事は二十五日午前の記者会見で、新文書の内容に加戸(かと)守行前知事が疑問を呈したことに関し「僕こそが当事者だ。加戸前知事はいきさつをほとんどご存じないのではないか」と反論した。

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