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【社会】

日大前監督・コーチ除名 アメフット関東学連、反則指示と判断

井上奨前コーチ(左)、内田正人前監督

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 日本大アメリカンフットボール部の選手が関西学院大の選手を悪質な反則で負傷させた問題で、関東学生連盟は二十九日、東京都内で臨時理事会を開き、反則には監督とコーチの指示があったとし、内田正人前監督と井上奨(つとむ)前コーチを最も重く永久追放に相当する「除名」処分と決めた。守備を統括する森琢ヘッドコーチは除名に次いで重い「資格剥奪」、危険なタックルをした宮川泰介選手とチームは、条件付きで二〇一八年度シーズン終了までの「出場資格停止」とした。

 内田前監督らの除名は六月末ごろ、各チームの代表を集めた総会の決議で正式に決まる。関東学連によると、除名処分は今回が初めてという。また選手とチームの出場資格停止は、反省文の提出や再発防止策の実施などで再発の危険性がないと認められれば理事会の承認で解除する。

 臨時理事会後の記者会見で問題の調査に当たった規律委員会委員長の森本啓司専務理事が処分を発表し、経緯を説明した。処分決議については、出席した二十二人の理事のうち十六人が賛成、反対は四人、棄権は二人だった。説明によると、規律委は約三週間、関係者ら約二十人に対して聞き取り調査を実施。試合映像や独自に入手した音声データや通信記録も検証した結果、宮川選手の主張に妥当性があり、反則の背景には内田、井上両氏の指示があったと認定した。森本氏は両氏について「選手を最後まで追い込んでしまったことは指導者として失格」と切り捨てた。

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 柿沢優二理事長、日本アメリカンフットボール協会の国吉誠会長らが臨時理事会後にスポーツ庁を訪ね、鈴木大地長官に処分内容などを報告した。国吉会長は取材に対して「大変大きな問題。競技が日本に入って初めての事案で、今後もあってはいけない」と再発防止を誓った。

 反則を犯した宮川選手は二十二日の謝罪会見で内田前監督らの指示に従って反則に及んだと説明。一方、内田、井上両氏も二十三日に会見を開き、意図的な反則指示を否定するなど両者の言い分は食い違っていた。

 

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