東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

反ヘイト抗議で講演中止 川崎市、事前規制適用せず

 ヘイトスピーチ対策法施行から二年となる三日、川崎市川崎区の市教育文化会館で開催予定だった講演会が、ヘイトに反対するために集まった数百人の抗議で中止となった。市民団体「ヘイトスピーチを許さない」かわさき市民ネットワークによると、主催者の男性は在日コリアンへの差別や偏見を助長する主張を続けている。

 開催一時間前の午後一時ごろから抗議のために多くの人たちが集結し、入館しようとする関係者らと激しいもみ合いとなった。主催者側は、講演予定だった弁護士が入館できなかったため、「延期する」としている。

 川崎市では三月に市立公園や公民館など公的施設でのヘイトスピーチを事前に規制できるガイドラインが施行されたばかり。不許可や許可取り消しができると明記されており、対応が注目されていたが、市は「要件を満たしていない」として適用を見送った。

     ◇

 この講演会に出席しようとしていた男性(52)のプラカードをはたき落として壊したとして、神奈川県警川崎署は三日、器物損壊容疑で川崎市幸区鹿島田二、無職風呂橋(ふろはし)修容疑者(67)を現行犯逮捕した。「講演会をやめさせるために来た」と話しているという。

 署によると、男性のプラカードには「デモこそ人権」などと書かれていたという。

 風呂橋容疑者は「下げ降ろしたが、損壊したつもりはない」と一部容疑を否認している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報