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【社会】

金井さん「赤ちゃんのよう」 地球帰還 米でリハビリへ

地球に帰還後、肩を支えられながら歩く金井宣茂さん(中央)=3日、カザフスタンで(共同)

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 【ジェスカズガン(カザフスタン)=共同】五カ月半の国際宇宙ステーション滞在を終え地球に帰還した宇宙飛行士の金井宣茂(のりしげ)さん(41)は三日夜(日本時間四日午前)、地球の重力に体を慣らすリハビリに取り組むため、米ヒューストンに向かった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、順調なら六月中旬に日本に帰国し、国内でリハビリを続ける。

 経由したカザフスタンの空港では宇宙飛行士の大西卓哉さん(42)の出迎えを受けた。

 宇宙で長期間、無重力の状態で過ごすと、筋力が低下し、骨が弱くなる。地球に戻った直後はバランス感覚が狂い、転んでけがをする恐れもある。金井さんは帰還した三日、医学検査を受けた後に肩を支えられた状態で「赤ちゃんのように首が据わらず、世界が回っているようだ」と話した。

 リハビリは宇宙滞在前の状態を目指して介助付きの歩行から始め、ストレッチや有酸素運動をし、バランス能力を高めていく。定期的に体力などを検査し、月や火星に向けた有人宇宙開発の基礎データとして役立てる。

 帰還後は一カ月半ほど米国で過ごす例が多く、今月中旬の帰国が実現すれば歴代の日本人飛行士でも最短となる。JAXAの担当者は「帰還後の飛行士のケアを国内で実施する体制を築くことが、日本の有人宇宙開発を発展させる上で重要だ」と話した。

 

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