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【社会】

松戸女児殺害、被告が無罪主張 初公判「事件に関与せず」

 昨年三月にベトナム国籍で千葉県松戸市立小学校三年のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9つ)=が殺害された事件で、殺人やわいせつ目的略取・誘拐罪などに問われた同小の元保護者会長渋谷恭正(やすまさ)被告(47)の裁判員裁判初公判が四日、千葉地裁であった。渋谷被告は「私は事件に関与しておりません」などと述べ、全面無罪を主張した。

 公判の争点は被告が犯人かどうか。罪状認否で渋谷被告は「検察側の主張したことは全て架空でねつ造。全面的に無実、無罪を主張します」と述べた。

 検察側は冒頭陳述で、渋谷被告の軽乗用車やキャンピングカーの車内で見つかった血液や唾液から、リンさんのものと同じDNA型が検出されたとし、被告が犯人だと主張した。

 さらに、リンさんが行方不明になった日の午後、被告の軽乗用車がランドセルが見つかった現場近くを走っていたと指摘。証拠調べでは、事件後の昨年四月に、軽乗用車のドライブレコーダーの記録が消去されていたことも明らかにした。

 一方、弁護側は冒頭陳述で、事件前にリンさんは渋谷被告の車に乗ったことがあるとし、車内のDNA型は事件前に付いた可能性があると反論した。

 渋谷被告は当時、リンさんの通学先の小学校の保護者会長として通学路の見守り活動にも参加していた。

 起訴状などによると、リンさんの通っていた小学校の修了式だった二〇一七年三月二十四日、松戸市の自宅から登校中のリンさんを、わいせつ目的で軽乗用車に乗せて連れ去り、首を圧迫するなどして殺害し、同県我孫子市の排水路脇に遺棄したとされる。

 捜査関係者によると、捜査段階で渋谷被告は事件について黙秘を続けていた。

 裁判は初公判を含め今月十八日予定の論告・弁論まで、計十回の審理が予定される。判決期日は未定。

 

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