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【社会】

神鋼、製品データ捏造 一部製造所、検査実施せず

 神戸製鋼所の製品データ改ざん事件で、一部の製造所では顧客から求められた検査自体を実施せず、試験結果を捏造(ねつぞう)して製品を出荷していたことが六日、関係者への取材で分かった。

 東京地検特捜部と警視庁は五日、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで、東京本社など五カ所を家宅捜索。改ざんに加え、データを捏造していた行為の悪質性は高いとみて、今後、押収資料の分析や関係者の事情聴取で不正の全容解明を進める。

 関係者によると、長府製造所(山口県下関市)では一九九九年以降、自社とグループ会社が持っている装置では測定できない一部の検査項目について、作業工程から削除し、理論上の数値を結果として入力していた。

 大安製造所(三重県いなべ市)でも、適切に溶接されているか調べる検査を、人員不足対策の一環として実施せず、顧客の要求を満たすような結果をでっち上げていた。

 神鋼が三月に公表した最終報告書などによると、国内外の二十三工場でアルミや銅製品の品質データが改ざんされており、担当者の交代時に、不正の方法が引き継がれていたケースもあったという。

 

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