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【社会】

芥川龍之介 田端に記念館 北区、旧居跡に23年開設へ

東京都北区の「田端文士村記念館」が展示している芥川の田端の家復元模型(書斎部分)=北区提供

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 小説「羅生門」などで知られる作家、芥川龍之介(一八九二〜一九二七年)=写真、国立国会図書館所蔵=の東京都北区の旧居跡に「芥川龍之介記念館(仮称)」が整備される。同区が六日発表した。芥川の業績を単独で紹介する施設は全国で初めて。二〇二三年中の開設を目指す。

 区によると、記念館の予定地は、同区田端一丁目にある約三百三十平方メートルの更地。芥川はここにあった一軒家に一四年から死去まで住み、「羅生門」「鼻」など作品を残した。その後、太平洋戦争の空襲で焼失し、芥川家は転居。跡地には複数の民家が立っていたが、不動産会社が昨年末に一部を取得した。

 区は、土地の購入費や建物の整備費として二億二千三百万円を見込み、十九日開会の区議会六月定例会に提出する一般会計補正予算案に計上。学識経験者、地域住民らによる検討委員会を設け、関連資料の展示や書斎の再現などについて協議する。

 芥川の孫でエッセイスト芥川耿子(てるこ)さんは「田端の家は作家活動の場のみならず、家族一同が集まった所。その痕跡が再現できれば、文学を愛好する方々だけでなく、北区の方々にも当時の様子が伝わる」と喜びの声を寄せた。 (中村真暁)

 

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