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【社会】

原発検証「見直さず」 新潟知事、再稼働慎重路線を継承

就任会見で原発政策などについて話す新潟県の花角知事=新潟県庁で

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 新潟県知事選で自民党の支援を受けて初当選した花角(はなずみ)英世知事は十二日、県庁での就任会見で、東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)の事故対策など県独自の検証作業について、「見直しは考えていない」と明言した。原発再稼働に慎重だった前知事の路線継承を鮮明にした。

 検証には二、三年かかる見通しで、知事は「結果が出るまで、再稼働の議論はしない」と断言。検証結果に基づいて再稼働を認めるかの判断をした際には、民意を問う出直し知事選の可能性に再び言及した。

 再稼働の是非を巡る民意の確認方法には住民投票なども挙げたが、「(出直し選をしないと)決着がつけられないぐらい大切なテーマ。『私はこうしたいが納得していただけるか』と信任を問うのが最もはっきりさせる方法」と述べた。

 県の独自検証は、米山隆一前知事が力を入れた取り組み。福島第一原発事故の原因、住民の健康と生活への影響、避難計画という三点を総勢三十四人の専門家が議論している。原発が立地する柏崎市の桜井雅浩市長は知事選後の十一日、検証作業の見直しを求める意向を示しているが、知事の今回の発言はこれをけん制する格好となった。

 また知事は「将来的には原発に依存しない社会を目指したい」と説明。「佐渡島などの離島を再生可能エネルギーの実験場として使えないか」との考えも示した。 (内田淳二)

 

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