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【社会】

遺児の悲しみ知って 作文集「父の日にお父さんはいない」発刊

「あしなが育英会」が発刊した作文集「父の日にお父さんはいない」

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 十七日の「父の日」を前に、災害や病気などで親を亡くした遺児を支援している「あしなが育英会」(東京都千代田区、玉井義臣会長)は、作文集「父の日にお父さんはいない」を発刊した。親を亡くした子どもたちの悲しみや心の痛みを広く知ってもらおうと、育英会が企画した、父の日に関する初の作文集。A5判四十八ページで、八千部作成。希望者には無償配布する。(吉原康和)

 作文集には、二〇〇七年に日野市に開設された「あしながレインボーハウス」に通う、親を亡くした遺児十六人が寄稿した。

 「ぼくは父の日には、なにもしません。母の日にはお母さんに花をあげたりします。父の日になにもしないのは、ぼくとしてはお母さんが悲しくなるからだと思います」(小学五年男子)

 「父の日にはコンビニやスーパーで、よく『父の日のプレゼントに』などと書いてある看板をみかけます。私は、それをみると、なんだか寂しくなります。(略)なので、せめて手紙だけでも、と思い、手紙を書きます」(中学一年女子)

 作文集には、父の日を迎える遺児の複雑な心境が素直につづられている。

 育英会では子供の頃に親を亡くした大人を対象に、父の日と母の日の体験談も募集している。九月末締め切りで、四百字詰め原稿用紙二枚以内。来年の父の日と母の日に、育英会のホームページに掲載する。

 応募や問い合わせは、あしながレインボーハウス=(電)042(594)2418、Eメールrainbow@ashinaga.org=へ。

 

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