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【社会】

伊東市贈収賄 前市長が現金授受主導か 仲介役通じ偽装疑いも

 静岡県伊東市が購入したリゾートホテル跡地を巡る贈収賄事件で、仲介役の稲葉寛容疑者(50)=収賄ほう助容疑で逮捕=が、前市長の佃弘巳容疑者(71)=収賄容疑で逮捕=から現金約一千万円を持ってくるよう指示されたと説明をしていることが十八日、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁と静岡県警は、佃容疑者が現金授受を主導し、仲介役を通じて現金を受け取ることで賄賂とみられないよう偽装した疑いもあるとみて調べている。警視庁などは同日、佃容疑者らを東京地検に送検。伊東市役所の捜索を始めた。

 捜査関係者によると、稲葉容疑者は土地売買に直接関与していないとみられるが、仲介料などの名目で売り主の「東和開発」側から一千万円以上を受け取り、佃容疑者に複数回にわたり計約一千万円を直接手渡した。佃容疑者は、容疑を否認しているとみられる。

 土地売買を巡っては、佃容疑者が一人で東和開発側と交渉し、市職員に交渉過程を伝えていなかったことも市幹部への取材で判明。市職員が東和開発側と接触したのは二〇一五年六月、市議会で購入費用を計上した補正予算案が可決された後の契約手続きからだった。佃容疑者は「約二億円で話をつけてきたから、後はやっといて」と職員に指示。市は同年七月、二億五百万円で跡地を取得した。

 

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