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【社会】

学校の塀40メートル横倒し 大阪で震度6弱 通学路の女児死亡

地震で倒壊し、女児が下敷きになった寿栄小のプールの壁=18日午前、大阪府高槻市で、本社ヘリ「おおづる」から

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 関西中枢を強い揺れが突然襲った。十八日午前、大阪府北部を震源とした震度6弱の地震。「怖い」「立っていられない」。府内では死者やけが人が出た。交通機関はまひし、ラッシュ時の通勤通学は混乱。駅には情報収集する人々があふれた。登校中の児童・生徒は悲鳴を上げ、エレベーターに長時間閉じ込められた人も。大動脈の東海道・山陽新幹線も運転を見合わせ、全国に影響が広がった。 

 激しい揺れに見舞われた大阪府高槻市では、通学途中とみられる小学生の女児が死亡、水道管が破裂して水があふれ出すなど住民の間に不安が広がった。

 高槻市立寿栄(じゅえい)小では、道路沿いのプールのブロック塀が約四十メートルにわたり道路側に倒れ、四年の女児(9つ)が巻き込まれた。付近に住む女性(64)によると壁が倒壊した場所は小学校の通学路。大人が駆け寄り、女の子を救助しようとしていたという。

 地震時、門の近くにいたという小四男児は「ドーンという音がして壁が倒れた。誰かが挟まれたのは見ていない」と話した。学校に駆け付けた別の小四男児の母親は「低学年の女の子が泣いていて、心配しないでと先生が抱きしめていた」と振り返った。現場では一部に青いシートが掛けられ、警察官が現場の状況を調べていた。

 小学校の近くに住む無職綿谷(わたたに)祐治さん(76)は「家の中にいる時、強い揺れを感じ立っていられないほどだった。壁が倒れるなんて」と不安げな表情で話した。

 高槻市の住宅では「二階から煙が出ている」との通報があった。屋根から炎と黒煙がもうもうと舞い上がった。

 同市内の道路では水道管が破裂。片側一車線の道路は中央部分が大きく陥没し、大量の水があふれ出した。水を防ぐため土のうを置くなど周辺の店舗は対応に追われた。近所の会社員三輪芳矢さん(25)は「いつも使う道で、こんなことが起きるなんて」と驚いた様子で話していた。

 

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