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【社会】

大阪震度6弱 死者4人、負傷300人超 女児犠牲の塀、建築基準法違反

地震で倒壊、女児が下敷きになった寿栄小のブロック塀=18日、大阪府高槻市で(黒田淳一撮影)

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 大阪府北部で震度6弱を観測した地震で十八日午後、大阪府高槻市の坂勝枝さん(81)が自宅で死亡したことが分かった。たんすが倒れており、地震の死者は計四人となった。負傷者は大阪府二百八十人、兵庫県二十六人、京都府十五人、三重県二人、滋賀県三人、奈良県四人の計三百三十人に上った。大阪府内では最大約千五百人が約五百七十カ所の公共施設などに避難した。

 交通網がまひし、東海道・山陽新幹線の一時運転見合わせで三十万人超、京阪神地区の在来線で約二百四十万人、阪急電鉄で約百万人に影響するなどした。

 地震は直下型で、気象庁は今後一週間程度は震度6弱程度の地震が起こり得ると注意喚起した。近畿では十九日夕方に雨が降り始め、二十日は大雨になる見通しで、土砂災害への警戒を呼び掛けている。南海トラフ巨大地震との関連は「直接影響を与えるとは考えにくい」とした。

 大阪府高槻市で市立寿栄小のブロック塀が道路側に倒壊し、同小四年の三宅璃奈(りな)さん(9つ)が死亡したことを受け、浜田剛史市長が記者会見で謝罪した。

 プールと道路を隔てる高さ三・五メートルの壁のうち、基礎部分に八段積み上げられた一・六メートルのブロック塀が倒れた。市によると、建築基準法が定める高さを超えており、基礎と塀を固定する設備も同法に違反していた。プールは一九七四年に設置。当時の記録では塀の部分はフェンスで、塀が完成した時期は不明という。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は、小中学校のブロック塀の安全点検を文部科学省に指示したと明らかにした。

 大阪市や高槻市では一般住宅などで計四件の火災が発生し、一人が救急搬送された。大阪府の松井一郎知事は陸上自衛隊に対し、給水支援を目的とした災害派遣を要請。地震で被害を受けた府内の十二市と一町に災害救助法を適用した。

 大阪府と文部科学省によると、大阪の公立の小中高校などで九百九十二校が休校した。

 大阪ガスは大阪府内の約十一万戸で都市ガスの供給を停止し、完全復旧に一週間以上かかると発表した。また、関西の約十七万戸で一時停電。断水や漏水も相次いだ。

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