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【社会】

大阪北部地震 余震29回 大雨に警戒

地震で被災し、屋根がブルーシートで覆われた家屋=19日午後、大阪府高槻市で

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 大阪府北部で十八日に起きた震度6弱の地震は、余震とみられる震度1〜4の地震が十九日午後八時までに二十九回あり、気象庁は地盤の緩みと大雨の影響による土砂災害に警戒を呼び掛けた。同府高槻市で十九日、楠本法寛さん(66)が自宅で死亡しているのが見つかり、地震による死者は五人になった。

 府警によると、楠本さんは衣服や本に埋もれた状態で死亡していた。親族から一一九番があった。倒壊したブロック塀の下敷きになり死亡した高槻市立寿栄小四年三宅璃奈さん(9つ)の死因は、全身骨折による失血と判明した。

 高槻市は市内の全小中学校を緊急安全点検した結果、寿栄小以外に複数の学校のブロック塀で建築基準法違反が見つかったと明らかにした。

 総務省消防庁によると、住宅の被害は大阪で三百三棟、京都府二百六棟、奈良県三棟、兵庫県三棟。四府県で五百十五棟に上った。負傷者は三重県と滋賀県を加えた六府県で四百八人になった。

 文部科学省は大阪府内の小中高校の児童生徒や専門学校生計二十一人が軽傷を負ったと公表した。

 一部で断水が続いていた高槻市、大阪府箕面市は復旧した。

 気象庁によると、二十日にかけて西日本を中心に雷を伴った大雨が降る恐れがあり、大阪の二十日午後六時までの二十四時間予想雨量は多い地域で一五〇ミリ。気象庁は少ない雨でも土砂災害が発生する恐れがあるとしている。

 箕面市は十九日夜までに崖崩れの危険性が高まったとして五世帯十八人に避難指示、十三世帯三十二人に避難勧告を出した。同府枚方市も一世帯二人への避難指示を継続している。府内では同日午後三時現在でも約千五百七十人が避難した。

 大阪府茨木市では十九日から、被災した建物の危険性を調べる応急危険度判定士が調査を実施。住民らからの判定依頼は約三百件となり、市は鳥取県などに判定士派遣を要請し、対応に当たった。

 同市や同府吹田市では十九日までに災害ボランティアセンターが設置された。

 

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