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【社会】

「幸せの10カ条」父親朗読 璃奈さん葬儀

 三年前、希望に満ちあふれ小学校に入学した娘に、父は幸せを願う手紙を贈っていた。大阪府北部地震によるブロック塀倒壊で犠牲になった高槻市立寿栄小四年三宅璃奈さんの葬儀が二十一日、同市内で営まれ、父親は手紙を朗読。早過ぎる別れに、会場は涙に包まれた。

 「大きな声であいさつする」「困っている人を助ける」「何事にもチャレンジする」−。入学祝いに璃奈さんに贈った手紙のタイトルは「幸せになるための十カ条」。参列者によると、父親は手紙をゆっくりと読み上げ、「今思えば、璃奈はそれらを真剣に実践していました」と振り返った。

 花で飾られた祭壇には、にっこりと笑う璃奈さんの遺影が置かれた。出棺の際、児童らは手を振りながら見送った。おえつし親に肩を抱かれる男児らの姿も。参列した父親の職場の同僚男性(47)は「かわいらしく活発な女の子だった。まさかという思いでいまだに信じられない」と絞り出すように話した。

 親族の女性は「こんなにも悲しくつらいことは、二度と起きてほしくない」と語り、「行政にも責任がある。全てを明らかにして」と訴えた。浜田剛史高槻市長も参列し、葬儀の後、報道陣の問い掛けに「申し訳ないという気持ちでいっぱい」と繰り返した。

 

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