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【社会】

大阪北部地震 ボランティア本格化 モノレール全線再開

 大阪府北部地震の被災地を走る大阪モノレールが、地震発生から六日目の二十三日に全線で運行を再開し、関西の主要鉄道網は全面復旧した。初の週末を迎え、大きな被害が出た高槻市や茨木市にはボランティアが続々と訪れ、支援が活発化した。

 復旧に手間取った大阪モノレールは支線を加えた営業区間が日本最長の計二十八キロで、大阪空港と府内のベッドタウンなどをつなぐ。鉄道と構造が異なるため専用の保守点検車両が必要で、作業に時間がかかり、二十日から順次運行を再開してきた。

 二十三日朝、一歳と二歳の子どもを連れて乗車した摂津市の三十代女性は「ずっと買い物に行けなかったので助かる」とうれしそうな様子。茨木市の女性(66)は復旧するまでタクシーで通勤していたといい「再開して良かった」と話した。

 国土交通省近畿運輸局によると、大阪モノレールの全線復旧により、地震の影響でダイヤが乱れていた鉄道は全てが通常通りになった。通勤ラッシュを襲った十八日の地震では、JR西日本の在来線や私鉄各社で駅間停車が発生。運行再開が深夜になった路線もあり、帰宅困難者が生じた。

 被災地では府外からのボランティアも汗を流した。広島県福山市から高槻市を訪れたバス運転手小笠原実雄さん(58)は、一人暮らしの中川悦子さん(78)宅を訪問。地震の影響で動かなくなったふすまを取り外すと、中川さんは思わず「わー、うれしいわあ。ありがとう」と声を弾ませた。

 最大震度6弱を観測した茨木市でも、災害ボランティアセンターに学生ら二百人近くが列を作った。厚生労働省によると、二十二日までに茨木や高槻など府内七市の社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを設置。壊れた家具の撤去や破損した屋根へのブルーシート張りなどを行っている。

 

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