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【社会】

児相の安全確認、実態調査 虐待通告から48時間以内に対応

 東京都目黒区で両親から虐待を受けていた船戸結愛(ふなとゆあ)ちゃん(5つ)が死亡した事件を受け、厚生労働省が全国の児童相談所を対象に、虐待通告があった子どもの安全確認に関して実態調査に乗り出したことが二十三日、分かった。国が望ましいとする「通告から四十八時間以内」に対応しているかなどを確認する。

 今回の事件では、目黒区を管轄する品川児相が、香川県の児相から結愛ちゃんのケースを引き継いだが、約一カ月間安全確認できないまま、本人が死亡した。厚労省は各児相による安全確認の進め方について実態把握に努め、再発防止策につなげる考え。

 政府は十五日に関係閣僚会議を開き、一カ月をめどに児童虐待の緊急対策をまとめる方針を表明。厚労省も事件の検証を進めるとしている。

 厚労省の児相運営指針では、虐待通告があった場合は、四十八時間以内に目視で安全確認することが望ましいとしている。実際の対応時間は各自治体で設定しており、児相職員のほか、依頼を受けた学校などの関係機関が確認している。

 調査では、二〇一七年度に通告を受けた子どものうち、四十八時間以内に安全を確認した人数を質問。確認できなかった子どもについては、立ち入り調査の実施の有無や、実施しなかった場合の理由を尋ねている。

 また、立ち入り調査で警察に援助要請したかや、実施した家庭訪問の回数も答えるよう要請。各児相に立ち入り調査に関する独自のルールがあるかも確認する。

 結愛ちゃんは今年一月に母親と香川県から目黒区に転居。香川の児相は、品川児相に引き継ぐ際に、一時保護を二回実施した経緯を伝えていた。品川児相は一月三十日に受理することを決定。二月九日に職員が家庭訪問したが、母親に拒否され、結愛ちゃんに面会できないでいた。

 

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