東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

11万戸ガスほぼ復旧 大阪北部地震1週間

写真

 大阪府北部で最大震度6弱を観測した地震は二十五日で発生から一週間となり、女児が死亡した高槻市立小のブロック塀倒壊や交通網の機能まひなどが都市型災害での危険性を突き付けた。全国の学校などで同様の塀を撤去する動きが加速し、国土交通省や鉄道各社は対応の検証を急ぐ。茨木市などで最大十一万戸以上が停止したガスは二十四日に復旧作業がほぼ完了し、日常も取り戻しつつある。

 地震は十八日午前七時五十八分ごろ発生。大阪府で震度6弱を記録したのは観測態勢が整った一九二三年一月以降初めてだった。消防庁などの集計によると、二十四日現在で地震による死者は五人、負傷者は七府県で四百十六人。住宅被害は大阪府で全壊三棟、半壊十九棟を含む六千二百三十五棟、京都府五百五十二棟、奈良県三棟、兵庫県二棟。

 大阪府では最大二千三百九十七人が避難。二十四日午後三時現在も五百二十九人が避難所に身を寄せている。茨木市の会社員槙宣志(ひさし)さん(39)は妻と子ども四人と発生当初から近くの小学校で生活。自宅はマンションの十一階でエレベーターが一時使えなかった。「子どもたちが自宅を不安がるので戻れない。暑くて寝られず疲れている」と話した。

 高槻市立寿栄小四年の三宅璃奈(りな)さん(9つ)が亡くなったブロック塀事故では、塀の高さや構造が建築基準法に適合していなかったことが判明。大阪府警が業務上過失致死容疑で捜査し、文部科学省は全国の自治体に緊急点検を要請した。違法の疑いが判明したり、危険性が指摘されたりした塀を撤去する動きが各地に広がっている。

 平日朝に都市部を襲った地震で、大阪府や周辺府県を結ぶ鉄道は運行を見合わせ、高速道路の通行止めも相次いだ。一般道も終日混雑が続き、交通網は機能まひ状態に陥った。

 鉄道各社によると、JR西日本の在来線と大手私鉄などの二百三十四本で駅間停車が発生し、列車内に一時約二十万人が閉じ込められた。

 大阪府などによると、十七万戸が一時停電、水道施設が壊れ断水も発生したが比較的早期に復旧した。大阪ガスによるとガス供給停止は茨木市や高槻市など四市で約十一万二千戸に上り二十四日にほぼ復旧した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報