東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

高円宮家三女・絢子さま、10月29日結婚 会社員・守谷慧さんと

写真

 宮内庁は二十六日、高円宮家の三女絢子(あやこ)さま(27)が、大手海運会社の日本郵船に勤務する守谷慧(けい)さん(32)と近く婚約を内定されると発表した。正式内定は七月二日で、宮内庁の発表後に二人がそろって記者会見する。女性皇族が結婚する場合、男性皇族のように皇室会議の議決を経る必要はなく、八月十二日に一般の結納に当たる「納采(のうさい)の儀」を行って正式に婚約する。結婚式は、十月二十九日に明治神宮(東京都渋谷区)で開かれる。 (小松田健一)

 高円宮家では次女の千家(せんげ)典子さん(29)が二〇一四年十月、出雲大社(島根県出雲市)の権宮司の国麿(くにまろ)さん(44)と結婚して以来の慶事。女性皇族の婚約内定は、昨年九月の秋篠宮家の長女眞子さま(26)と、国際基督教大(ICU)同級生で法律事務所勤務の小室圭さん(26)以来となる。

 絢子さまは、学習院女子中等科、同高等科を経て城西国際大(千葉県東金市)で福祉を学んだ。卒業後に同大大学院へ進学して修士号を取得し、昨年六月から同大福祉総合学部の研究員を務めている。

 守谷さんは東京都港区在住。元経済産業省官僚の父治さん(62)、母季美枝さん(一五年七月死去)の長男で、慶応大文学部を卒業後、日本郵船に入社した。

 宮内庁によると、絢子さまと守谷さんが初めて出会ったのは昨年十二月。絢子さまの母久子さまは、季美枝さんが専務理事を務めていたNPO法人「国境なき子どもたち」(KnK、新宿区)の関連行事へ毎年出席するなど交流があった。久子さまは、KnKが世界各地で貧困に苦しむ子どもの支援などに取り組んでいることから、絢子さまが国際的な福祉活動に関心を持つきっかけになればと、現理事の守谷さんを紹介したという。

◆女性皇族 減少続く

 高円宮家の三女絢子さまが十月に結婚され、皇室を離れることが固まり、皇族の減少がまた一歩進むことになる。

 皇室典範は女性皇族が天皇や皇族以外と結婚する場合、皇籍から離れると規定する。現在の皇室は天皇陛下と皇族の計十九人で、うち未婚女性は七人。結婚式などの関連儀式が延期となっているものの、既に秋篠宮ご夫妻の長女眞子さま(26)の婚約も内定している。皇太子ご夫妻の長女愛子さま(16)以外は全員が二十歳以上の成人で、今後も結婚が続けば、皇族の減少傾向は避けられない。

 天皇陛下の孫世代の男性皇族は、秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さま(11)だけ。現在皇族が務めている団体の名誉総裁職や、各種式典への出席、福祉を中心とした啓発活動の担い手がいなくなれば、国民の間で皇室の存在感が薄れていくことになりかねない。

 二〇一二年、民主党の野田政権は女性皇族が結婚後も皇室に残る「女性宮家」の創設を検討したが、自民党の安倍政権に交代し棚上げされた。

 昨年六月に陛下の退位を実現する皇室典範特例法が成立した際、国会は付帯決議で皇位の安定的な継承策と女性宮家の創設を政府に求めたが、「女性、女系天皇へ道を開く」と保守派を中心に慎重論が根強く、議論の行方は不透明だ。 (荘加卓嗣)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報