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【社会】

細野氏、選挙中5000万円受領 証券会社から 当初報告せず

細野豪志元環境相

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 無所属の細野豪志元環境相=衆院静岡5区=が昨年十月の衆院選期間中に、東京都内の証券会社から五千万円の提供を受けていたことが分かった。証券会社の役員が明らかにした。細野氏側は今年四月、「なし」としていた資産報告書の借入金を五千万円と訂正し、その後、返却した。 (松村裕子、佐久間博康、藤川大樹)

 この証券会社の親会社は自然エネルギー開発会社。証券会社の役員や元役員には旧民主や日本維新の会の元国会議員が名を連ねる。同社の役員によると、細野氏からの依頼を受け、衆院選投開票日の三日前の昨年十月十九日に、利子付きの短期貸し付けで五千万円を同社の口座から細野氏の口座に振り込んだ。今年四月九日までに、細野氏側から利子を含めて全額返金されたとしている。

 役員は「事業の一環で、顧客として貸した。環境政策に通じた人として応援する意味が全くないとは言えない」と説明。利子は毎月払う契約だったが、三カ月支払いを受けなかった時期があった。理由を、会社側の事務的ミスとした。

 細野氏の今年一月提出の資産報告書では、借入金総額は「なし」だったが、四月四日に細野氏の公設秘書名で五千万円に訂正された。昨年の衆院選は十月十日公示、同二十二日に投開票された。五千万円が選挙資金であれば、公選法に基づく報告義務が生じる。

 細野氏の秘書は「離党して政党交付金が入らなくなるので、急に資金が必要になった時に備えて借りたが、しばらくたって必要ないと思って返した。本人は次年度に報告すればいいと思っていた」と答えた。

 ◇ 

 証券取引等監視委員会は、この証券会社の親会社の資金調達を巡り、仲介した投資募集会社が投資家に虚偽の説明をした疑いがあるとして、調査を進めていた。細野氏は昨年八月に旧民進党を離党し、小池百合子東京都知事が九月に設立した新党「希望の党」に結党メンバーとして参加。同党公認候補として十月の衆院選に出馬し、静岡5区で当選したが、同党は小池氏の「排除の論理」に批判が集まり大敗した。その後、今年五月に国民民主党が立ち上がった際、細野氏は参加せず無所属となった。

 

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