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【社会】

婚約内定会見 絢子さま「明るい家庭に」 守谷さん「互いに尊敬を」

婚約が内定し、記者会見される高円宮家の三女絢子さまと守谷慧さん=2日午後、東京都千代田区の宮内庁で(代表撮影)

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 婚約が内定した高円宮家の三女の絢子(あやこ)さま(27)と、大手海運会社の日本郵船に勤務する守谷慧(けい)さん(32)は二日、宮内庁でそろって記者会見に臨んだ。絢子さまは理想の家庭について「笑いの絶えない、明るい家庭を築いていきたいと思っております」と語られた。守谷さんは「何よりお互い尊敬しあえる形でいたいと考えております」と述べた。

 絢子さまは二〇〇二年に父の高円宮、守谷さんは一五年に母の季美枝さんを亡くしている。絢子さまはその経験を踏まえ「今日あることが、明日も必ずあるわけではないという共通の認識を持っております。日常に慣れすぎず、日々の何げない出来事にも喜びや楽しさを二人できちんと感じていきたい」と、新しい暮らしへの率直な思いも語った。

 それぞれの魅力を、絢子さまは「優しく、スマートで決断力のあるところ」、守谷さんは「どなたに対しても温かく接する優しさ」と紹介。今年に入り、守谷さんがレストランでの食事後にプロポーズした。絢子さまは「あまりに突然のことで」その場では返事を保留し、四月に「よろしくお願いいたします」と受け入れたという。

 絢子さまは皇室典範の規定で結婚によって皇室を離れるが、「学ぶ機会をたくさん頂いた二十七年間でございました」と、皇族としての歩みを振り返った。守谷さんは、季美枝さんが生前、専務理事だったNPO法人「国境なき子どもたち」(東京都新宿区)の理事を務めており、「これからも尽力していきたい」と意気込んだ。

 今後は、一般の結納に当たる「納采(のうさい)の儀」が八月十二日、守谷さんの使者が結婚式の日取りを伝える「告期(こっき)の儀」が九月十九日にある。結婚式は十月二十九日に明治神宮(渋谷区)で行われる。

◆「両母親がつないだご縁」

 婚約が内定した二日、守谷慧さんと共に記者会見に臨まれた絢子さま。ピンクのワンピース姿で、居並ぶ記者団とカメラに当初は緊張した様子だったものの、「守谷さんを紹介した母の思惑がどうであったかは分かりませんが」と、二人を結ぶ「キューピッド」となった母の久子さまの意図をこう推し量ると会見場から笑いが起き、和やかな雰囲気に包まれた。

 そして、久子さまと守谷さんの母の季美枝さん(故人)の親交に触れて「今日という日を迎えられましたことは、両母親のつないだすてきなご縁だったのかなと思っております」と笑顔を見せた。

 昨年十二月に初めて会った時から「初対面と思えないほど話が盛り上がった」(絢子さま)という二人。守谷さんも、同じくピンクに白のストライプのネクタイ。記者団が普段、どのように呼び合っているかを尋ねると「宮さま、絢子さまとお呼びすべきと存じますが、街中でお呼びすることを考慮するようにとの話があったので、『絢子さん』と」と答えて再び笑いを誘い、息の合ったところを見せた。

 早くに父を亡くした絢子さまと母を亡くした守谷さん。それぞれ、婚約内定を亡き親にどう伝えたいかとの問いに、絢子さまは「温かく見守ってくださるようお願いしました」、守谷さんは「家族、関係する皆さまに頂いたご縁と信じていますので、ありがとう、大切にしていくと伝えました」と明かした。

 大学と大学院で福祉を学んだ絢子さまは「福祉は自分が関わる人の幸せのために動くこと。守谷さんやご家族を幸せにできるよう、努めてまいりたい」と顔をほころばせた。(荘加卓嗣)

 

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