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【社会】

富山・交番襲撃 小学校、1週間ぶり再開 警官常駐し警戒

警察官らが見守る中、再開した市立奥田小に登校する児童=3日午前、富山市で

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 富山市の交番で警部補が刺殺されて拳銃が奪われ、正門付近で警備員が射殺された市立奥田小が三日、事件から一週間ぶりに授業を再開した。当初は二日の予定だったが、同校への襲撃予告メールが県警などにあり延期。富山中央署員二人が四日まで校内に常駐し警戒を続ける。

 この日は午前七時半ごろから、保護者に付き添われた児童たちが次々と登校し、校門前の教員に「おはようございます」とあいさつ。学校周辺の交差点にも教員らが立ち、警察官が周囲をパトロールする中、グループで登校する子どもからは笑顔も見られた。

 二年生の息子を見送った母親(45)は「休校中の子どもは普段通りだったが、何かのきっかけで事件を思い出さないか不安。脅迫メールも気がかり」と漏らす。五年生の孫と来た七十代女性は「ずっと学校で見守っていたいくらい。しばらくは警察官を学校に常駐させてほしい」と気をもんだ。

 同校は襲撃予告を受け、保護者に登校への付き添いをメールで要請。教員に校舎の戸締まりの徹底を指導した。

 午前九時ごろから全校集会が開かれ、犠牲となった二人に黙とうした。飯野義明校長は、児童らに「大人たちが見守っているので安心してください。つらいこと心配なことがあっても我慢しないで」と呼び掛けた。

 事件後、同校は児童の心理面を考慮し、現場の交番や正門を通る通学路を変更した。銃弾が見つかった仮設の渡り廊下の使用を中止し、全学年の教室を北館に移設。スクールカウンセラーが児童の相談も受けている。

 事件では殺人未遂容疑で現行犯逮捕された元自衛官島津慧大(けいた)容疑者(21)=入院中=が、同校近くの奥田交番で稲泉健一警部補(46)=警視に昇任=を刺殺し、拳銃を強奪。同校に向けて二発発砲した後、正門付近で警備員中村信一さん(68)を射殺したとされる。

 一日夜、県警などに「四日に奥田小を襲う」との趣旨のメールが送られ、同署が威力業務妨害などの疑いで調べている。

 

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