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【社会】

麻原元死刑囚「遺体は四女に」 執行直前に伝える

 オウム真理教元代表の麻原彰晃(しょうこう)元死刑囚=執行時(63)、本名・松本智津夫(ちづお)=が六日の執行直前、東京拘置所職員に、自身の遺体を四女に引き渡すよう伝えていたことが七日、関係者への取材で分かった。一方、麻原元死刑囚の妻(59)側は、速やかな引き渡しを求める要求書を同日付で上川陽子法相宛てに提出した。法務省は対応を検討しているとみられる。

 麻原元死刑囚について、家族も近年は面会できず、精神状態に問題があるとして執行を疑問視する声もあったが、法務省関係者は問題はなかったとしている。

 麻原元死刑囚は元教団幹部の妻との間に二男四女がいる。妻側代理人の安田好弘弁護士によると、要求書は妻と次女らの連名で提出。四女は含まれていない。拘置所側からは、妻ではない別の人を引き取り人として指定したと説明を受けたとしている。

 妻側は、拘置所の医師が今年五月十日付で「(麻原元死刑囚との)会話は成立しない」との陳述書を出していることを根拠に、「特定の人を指定することはあり得ない」と主張。遺体を引き取った場合、極秘に安置し、葬儀もせず、家族だけで荼毘(だび)に付すとした。

 四女側は取材に「コメントしない」とする一方、代理人のブログを通じて、刑の執行を受け「被害者の方、ご遺族の方に深くおわびする」と謝罪した。四女は昨年十一月、両親と縁を切る目的で、自分の相続人から両親を除くよう横浜家裁に申し立て、認められたとして、東京都内で記者会見。「家族や元信者とも連絡を取っていない」と強調していた。

 また、関係者によると、六日に死刑が執行された元幹部遠藤誠一元死刑囚=執行時(58)=の遺体が七日夕、東京拘置所を出て、東京都足立区にある後継団体「アレフ」の関連施設に運ばれた。遠藤元死刑囚は公判中も麻原元死刑囚を崇拝する姿勢を示していた。

 

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