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【社会】

引き継ぎで容体把握か 点滴中毒死 容疑者宅を捜索

 横浜市の点滴連続中毒死事件で、殺人容疑で神奈川県警に逮捕された旧大口病院(現横浜はじめ病院)元看護師の久保木愛弓(あゆみ)容疑者(31)が、直前の引き継ぎで入院患者の西川惣蔵(そうぞう)さん=当時(88)=の容体が良くないのを把握し、自分の勤務が始まる前に殺害しようとした疑いのあることが捜査関係者への取材で分かった。

 久保木容疑者は逮捕前の事情聴取に「患者が亡くなった際の家族への説明が苦手だった」と話しており、遺族への説明を避けるためにタイミングを見計らっていたとみられる。県警は十二日午前、容疑を裏付けるため同市鶴見区上末吉の久保木容疑者の自宅を捜索した。

 捜査関係者によると、西川さんが死亡した二〇一六年九月十八日、夜勤だった久保木容疑者は勤務開始より約二時間早い午後三時ごろに出勤した。日勤の看護師から引き継ぎを受け、二日前に一時危険な状態になった西川さんの意識レベルが依然として低いことなどを知ったという。

 県警は、久保木容疑者が遺族に説明するのを避けようと勤務開始前に病室に行き、消毒薬「ヂアミトール」を点滴チューブに注入して殺害したとみている。西川さんは同四時五十分ごろ、心拍数低下を知らせるアラームが鳴り、同七時に死亡した。遺族には残っていた日勤の看護師が対応した。

 

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