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【社会】

犠牲8割 屋内発見 倉敷・真備 高齢者逃げ遅れか

 西日本豪雨により岡山県倉敷市真備町地区で死亡した五十人の約八割に当たる四十人前後が、屋内で発見されたことが十三日、県などへの取材で分かった。高齢者が多く、逃げ遅れて溺死したとみられる。

 県などによると、遺体は住宅の一階部分や平屋建ての建物などから見つかっており、二階へ移動する「垂直避難」が困難だった可能性がある。

 真備町地区では川の堤防が決壊し、四千棟以上が浸水した。国土地理院の被害推定では、同地区での浸水は最大で約四・八メートルに達し、広い範囲で三〜四メートルになっていた。

◆特定非常災害に政府が指定方針 豪雨では初

 政府が、西日本豪雨を「特定非常災害」に指定する方針を固めたことが十三日分かった。被災によりさまざまな行政手続きができなくなった住民の救済が目的で、運転免許証の有効期間延長などの特例が想定される。過去の指定は阪神大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震の震災四件で、豪雨での適用は初めて。深刻な被害が広範囲にわたり、被災者の生活に大きな影響が出ていることから判断した。連休明けにも閣議決定する見通し。

 政府は、自治体の復旧事業で国の補助率を引き上げる「激甚災害」に西日本豪雨を指定する手続きも進めており、被災地支援の態勢を早期に整える考えだ。

 特定非常災害は、特定非常災害特別措置法に基づく。一九九五年の阪神大震災をきっかけに制定された。

 

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